満員電車やバスでの通勤は、身体にとって大きな負担になるだけでなく、とてもストレスが溜まるものです。実際、研究では通勤時間が長い人ほど、うつ病や不安症になることがわかっています。そんな通勤を少しだけ健康で楽しくするルールをご紹介しましょう。
起床して、朝食を食べ、仕事に向かう前に少しでも身体を動かす時間があればラッキーという時間に追われた日々の生活・・さあ、この問題に向き合いましょう。
現代の生活において、通勤はこれといって特に健康的なものではありません。満員の電車やバスでの通勤は、ただストレスになるだけです。実際、研究では通勤時間が長い人ほど、うつ病や不安症になることがわかっています。
貴重な時間を費やしているのに、ただただ通勤は身体にとって大きな負担となるばかりです。通勤疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。唯一の利点は、夢中なゲームを続けられることと、好きな音楽を聴くことくらいでしょう。運動にもさほどなりません。
そんな通勤を少しだけ健康で楽しくするルールをご紹介しましょう。
ルール1:座らないで立つ!
電車や地下鉄、バスでの通勤が該当します。確かに窓側の座席はとても魅力的です。しかし、立っている方が座っているよりずっと健康的であることが研究でわかっています。1日を健康的にスタートするために、乗車中は立って過ごしてみてはいかがでしょう?
ルール2:普段とは違う交通手段で通勤する
もし比較的職場の近くに住んでいるならば電車やバス、車の代わりに、自転車や徒歩で通勤してみましょう。いうまでもないことですが、身体を動かすことはとてもいいことです。早めに起きて計画を立てなければならないかもしれませんが、身体を動かしエネルギーを発散して通勤することは、心身ともに多くのメリットがあります。
ルール3:安らぐ
長い通勤時間は、精神的に疲れます。電車やバスでの通勤時に心を平静に保つことで、その日1日を有意義に過ごすことができます。ハンドルを握っているときは決して、目を閉じて瞑想を始めないでください。深く呼吸することに集中するか、癒し系の音楽を聴きましょう。電車通勤の場合は、瞑想をしてみてください。ヘッドフォンを使用してガイダンス付き瞑想アプリなどを活用するのもおすすめです。
ルール4:健康的なランチをとる
通勤はストレスです。ストレスが溜まると食欲を無くす人もいます。通勤の時間や質を改善できないなら、アプローチを変えてみましょう。毎日ランチを外食したり、コンビニで済ませたりするのではなく、健康に気を配ったお弁当を作って会社に持参してみてください。そんなに苦ではないことにお気づきいただけるでしょう。確かにお弁当の準備には多少の時間はかかりますが、日曜日に1週間分を作り置きしておけば、平日の支度も楽になり、また何よりも週を通して健康的な食事を口にすることができます。
ルール5:テクノロジー機器の電源を切る
生活の中で何か一つだけ使用を減らせるものがあるとしたら、それはテクノロジーです。携帯電話にコンピューター、テレビやタブレットなどの画面を見ないときはありません。通勤時間に「いいね」の数をチェックする代わりに、もっと有益なことをチェックしましょう。本を読んだり、考え事をしたり、時間を有意義に使うことを試してください。
ルール6:ストレッチをする
車の運転や、電車やバスに乗り座って移動することまでを含むと、私たちは1日8~10時間も椅子に座って過ごしていることになります。仕事に向かう前に、数分でもストレッチをしましょう。特に、座った姿勢でいるときに最も酷使している身体の股関節屈筋と胸部分を中心的にストレッチするのがいいでしょう。
ルール7:いつもより10分早く起床する
多くの人にとって、早起きは楽なことではないかもしれません。しかしこう考えてみましょう。通勤時間にクッションを加えることで、通勤ストレスが少し和らぐ ―。時間に余裕があると、慌てる必要がないため、余計な心配をせずに済みます。心配事を減らすことが、健康に繋がります。
ルール8:新しいことを学ぶ
平日週5日、通勤時間に片道1時間を費やす場合、1年間を50週として考えると、その時間は500時間(約20日間)にも及びます。この膨大な時間を、ただ携帯を眺めてゲームをするのではなく、もっと有効活用しましょう。外国語を学んだり、読書をしたり、日記をつけてみましょう。時間を有効利用する手段はいくつでもあります。
ルール9:通勤距離を短くする
何よりも健全な通勤において一番重要なのは、通勤距離自体を短くすることです。週に1~2回程、自宅勤務ができないか職場の上司に相談してみましょう。